マテーラ

マテーラの現在の人口は約61000人
この地域は3つの地形から成り立っている


一つは渓谷 ここには旧石器時代人の住んだと思われる遺跡が残る。今は牛の放牧がおこなわれている。

次に洞窟の家が密集している旧市街地区ここはサッシ地区と呼ばれている。
石灰岩をほって洞窟を家にして人が住んでいた。
しかし密閉性の強い洞窟は何もかも家の中にこもるので非常に衛生状態が悪く、
第二次世界大戦後住民は新市街地区に強制移住、旧市街地区(サッシ地区)は無人化(廃虚化)してしまった。

新市街地区は高台にあり16世紀のナポリ王国時代、金持ちは高台に農民は洞窟住居にすむようになった。

廃虚に化した洞窟住居は近年、岩窟住居の歴史的遺産としての重要性が再認識され、
無人のサッシ地区の荒廃をくい止めようと、住民を呼び戻そうとする動きが活発に行われている。
現在は廃虚であった洞窟の家の70%に人が住むようになった。
私たちの泊まったホテルも洞窟をホテルに変えた一つ!それも洞窟の中にプールまで作っていた。
暗くなると電燈の色が統一されれているようで洞窟住居に趣を加えている。

1993年、ユネスコの世界遺産に登録された。

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パノラマで不思議な街の紹介です

グラヴィーナ渓谷

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